無料ブログはココログ

« 2005年5月 | トップページ | 2005年10月 »

2005年7月

2005年7月18日 (月)

真剣!公立学校での英語学習を考える

こんにちは!ケイ・ランゲージ・ラボ りんどうです。
2005年猛暑号をお送りします。

今回のテーマは「公立学校での英語学習を考える」です。

まず2005年7月18日付読売新聞の記事抜粋をみてください。

■公立中、英語で授業は4%だけ…文科省の目標に遠く(読売新聞)

 英語の授業の大半を英語で行っている公立中学校は約4%にとどまり、「授業の大半を英語で行う」とする文部科学省の目標に遠く及ばないことが、同省の調査で分かった。ビジネス界で英語力の指標とされる「TOEIC」で730点以上の英語教員は、中学で1割、高校で2割にも満たず、英語教育のお寒い実態が浮き彫りになった。

中学校で「英語授業の大半を英語で行っている」のは、1年3・9%、2年3・7%、3年4・0%。「英語を用いるが、半分かそれ以下」が各学年とも6割を超え、「半分以上は用いる」学校も約3割にとどまった。

 一方、高校では、国際関係の学科を除くと、通常は1年で学習する「英語1」の授業を「大半は英語で行っている」学校は、わずか1・1%。聞くことや話すことを重点的に学ぶ「オーラル・コミュニケーション1」の科目でも、25・1%にすぎなかった。

 さらに、中学の教員約1万9200人と、高校の教員約1万9600人に、TOEICやTOEFL、英語検定などの受験状況を聞いたところ、受験経験がある英語教員は、中学、高校とも半数以下。多くの企業で“英語ができる”目安とされる「TOEICで730点以上」(通常会話が完全に理解でき、応答も早いレベル)だったのは、中学で8・3%、高校で16・3%。また、英検の準1級以上も中学で10・1%、高校で19・6%だった。・・・(以下略)

・・・実は、今から12年前の話。わたしが静岡県立N高校で、高校1年から2年の1年半の間、県東部のある進学系の高校に行っていたころですが、
(ちなみに井上靖や大岡信の母校です)

新任のムラマツという先生が赴任してきました。上智大英語学科を出たばかりの新卒で、留学帰りの英語の先生でしたが、英語の授業の大半を「英語」でやろう、という試みを、彼は理想の英語教育という信念をもって、自分の授業で実践をはじめてみたんです。・・・

でもその実践が「ちょっと留学帰りだからって・・」ということで、教員サイドでこぞって「アイツ生意気」ということにつながり、ひどいいじめにあって、徹底的にたたかれた挙句、先生はとうとう志半ばで教壇をおりることになりました。その後のムラマツ先生はあまりいいとはいえない状況が続きました。

当時の生徒の側も、有名大学に入るために「英語」が必要なのであって、結局受験のための指導をしてくれればいいという認識でした。「使える英語」を身につけるという発想は、できる生徒にとっても、二の次、三の次だった、というのがみえたし、ひしひしと実感しました。

かたや、今や私立の学校説明会にも多数伺いますが、英語でクラス半分のサイズで授業を行う、というのは、中学・高校では日常的に行っているし、なかには「英語留学コース」があって、1年間高校で留学している間も、通信教育などのフォローがあるので、戻っても学年はダブらない、というのをウリにする学校まであるほどです。

公立学校で英語で授業は4%だけ、というのは、たとえ受験校・進学校といわれるところでも、12年前からの学校土壌がたいして変わっていないから、というのが、ホンネの感想です。

私立学校では、その公立学校と差別化を図るために、英語で授業、というのは熱心に行っていて、どこでも行うので、それだけでは差別化にならない、というほどです。・・・

公立学校の先生方、もう足の引っ張り合いは止めませんか?
本当は英語でそういった授業ができる教員は、若手・中堅でも潜在的にはおそらく結構いるはずです。ただ、できる土壌が整っていないんです。

英語教育がのびのびとできる環境が整うということは、帰国生や外国籍児童・生徒がともに学ぶにも、異文化理解がより深まる意味でも、さらに帰国生や外国籍生徒の側の立場での視点にたつことも体験することになり、いろいろな面で学びの良い環境が整うことに繋がってくると思います。

今後の特に公立学校での学習環境整備について、さらに注目したいと思います。


///////////////////////////////////
ケイ・ランゲージ・ラボ りんどう
http://homepage3.nifty.com/rindo03
///////////////////////////////////

真剣!公立学校での英語学習を考える

こんにちは!ケイ・ランゲージ・ラボ りんどうです。
2005年猛暑号をお送りします。

今回のテーマは「公立学校での英語学習を考える」です。

まず2005年7月18日付読売新聞の記事抜粋をみてください。

■公立中、英語で授業は4%だけ…文科省の目標に遠く(読売新聞)

 英語の授業の大半を英語で行っている公立中学校は約4%にとどまり、「授業の大半を英語で行う」とする文部科学省の目標に遠く及ばないことが、同省の調査で分かった。ビジネス界で英語力の指標とされる「TOEIC」で730点以上の英語教員は、中学で1割、高校で2割にも満たず、英語教育のお寒い実態が浮き彫りになった。

中学校で「英語授業の大半を英語で行っている」のは、1年3・9%、2年3・7%、3年4・0%。「英語を用いるが、半分かそれ以下」が各学年とも6割を超え、「半分以上は用いる」学校も約3割にとどまった。

 一方、高校では、国際関係の学科を除くと、通常は1年で学習する「英語1」の授業を「大半は英語で行っている」学校は、わずか1・1%。聞くことや話すことを重点的に学ぶ「オーラル・コミュニケーション1」の科目でも、25・1%にすぎなかった。

 さらに、中学の教員約1万9200人と、高校の教員約1万9600人に、TOEICやTOEFL、英語検定などの受験状況を聞いたところ、受験経験がある英語教員は、中学、高校とも半数以下。多くの企業で“英語ができる”目安とされる「TOEICで730点以上」(通常会話が完全に理解でき、応答も早いレベル)だったのは、中学で8・3%、高校で16・3%。また、英検の準1級以上も中学で10・1%、高校で19・6%だった。・・・(以下略)

・・・実は、今から12年前の話。わたしが静岡県立N高校で、高校1年から2年の1年半の間、県東部のある進学系の高校に行っていたころですが、
(ちなみに井上靖や大岡信の母校です)

新任のムラマツという先生が赴任してきました。上智大英語学科を出たばかりの新卒で、留学帰りの英語の先生でしたが、英語の授業の大半を「英語」でやろう、という試みを、彼は理想の英語教育という信念をもって、自分の授業で実践をはじめてみたんです。・・・

でもその実践が「ちょっと留学帰りだからって・・」ということで、教員サイドでこぞって「アイツ生意気」ということにつながり、ひどいいじめにあって、徹底的にたたかれた挙句、先生はとうとう志半ばで教壇をおりることになりました。その後のムラマツ先生はあまりいいとはいえない状況が続きました。

当時の生徒の側も、有名大学に入るために「英語」が必要なのであって、結局受験のための指導をしてくれればいいという認識でした。「使える英語」を身につけるという発想は、できる生徒にとっても、二の次、三の次だった、というのがみえたし、ひしひしと実感しました。

かたや、今や私立の学校説明会にも多数伺いますが、英語でクラス半分のサイズで授業を行う、というのは、中学・高校では日常的に行っているし、なかには「英語留学コース」があって、1年間高校で留学している間も、通信教育などのフォローがあるので、戻っても学年はダブらない、というのをウリにする学校まであるほどです。

公立学校で英語で授業は4%だけ、というのは、たとえ受験校・進学校といわれるところでも、12年前からの学校土壌がたいして変わっていないから、というのが、ホンネの感想です。

私立学校では、その公立学校と差別化を図るために、英語で授業、というのは熱心に行っていて、どこでも行うので、それだけでは差別化にならない、というほどです。・・・

公立学校の先生方、もう足の引っ張り合いは止めませんか?
本当は英語でそういった授業ができる教員は、若手・中堅でも潜在的にはおそらく結構いるはずです。ただ、できる土壌が整っていないんです。

英語教育がのびのびとできる環境が整うということは、帰国生や外国籍児童・生徒がともに学ぶにも、異文化理解がより深まる意味でも、さらに帰国生や外国籍生徒の側の立場での視点にたつことも体験することになり、いろいろな面で学びの良い環境が整うことに繋がってくると思います。

今後の特に公立学校での学習環境整備について、さらに注目したいと思います。


///////////////////////////////////
ケイ・ランゲージ・ラボ りんどう
http://homepage3.nifty.com/rindo03
///////////////////////////////////

真剣!公立学校での英語学習を考える

こんにちは!ケイ・ランゲージ・ラボ りんどうです。
2005年猛暑号をお送りします。

今回のテーマは「公立学校での英語学習を考える」です。

まず2005年7月18日付読売新聞の記事抜粋をみてください。

■公立中、英語で授業は4%だけ…文科省の目標に遠く(読売新聞)

 英語の授業の大半を英語で行っている公立中学校は約4%にとどまり、「授業の大半を英語で行う」とする文部科学省の目標に遠く及ばないことが、同省の調査で分かった。ビジネス界で英語力の指標とされる「TOEIC」で730点以上の英語教員は、中学で1割、高校で2割にも満たず、英語教育のお寒い実態が浮き彫りになった。

中学校で「英語授業の大半を英語で行っている」のは、1年3・9%、2年3・7%、3年4・0%。「英語を用いるが、半分かそれ以下」が各学年とも6割を超え、「半分以上は用いる」学校も約3割にとどまった。

 一方、高校では、国際関係の学科を除くと、通常は1年で学習する「英語1」の授業を「大半は英語で行っている」学校は、わずか1・1%。聞くことや話すことを重点的に学ぶ「オーラル・コミュニケーション1」の科目でも、25・1%にすぎなかった。

 さらに、中学の教員約1万9200人と、高校の教員約1万9600人に、TOEICやTOEFL、英語検定などの受験状況を聞いたところ、受験経験がある英語教員は、中学、高校とも半数以下。多くの企業で“英語ができる”目安とされる「TOEICで730点以上」(通常会話が完全に理解でき、応答も早いレベル)だったのは、中学で8・3%、高校で16・3%。また、英検の準1級以上も中学で10・1%、高校で19・6%だった。・・・(以下略)

・・・実は、今から12年前の話。わたしが静岡県立N高校で、高校1年から2年の1年半の間、県東部のある進学系の高校に行っていたころですが、
(ちなみに井上靖や大岡信の母校です)

新任のムラマツという先生が赴任してきました。上智大英語学科を出たばかりの新卒で、留学帰りの英語の先生でしたが、英語の授業の大半を「英語」でやろう、という試みを、彼は理想の英語教育という信念をもって、自分の授業で実践をはじめてみたんです。・・・

でもその実践が「ちょっと留学帰りだからって・・」ということで、教員サイドでこぞって「アイツ生意気」ということにつながり、ひどいいじめにあって、徹底的にたたかれた挙句、先生はとうとう志半ばで教壇をおりることになりました。その後のムラマツ先生はあまりいいとはいえない状況が続きました。

当時の生徒の側も、有名大学に入るために「英語」が必要なのであって、結局受験のための指導をしてくれればいいという認識でした。「使える英語」を身につけるという発想は、できる生徒にとっても、二の次、三の次だった、というのがみえたし、ひしひしと実感しました。

かたや、今や私立の学校説明会にも多数伺いますが、英語でクラス半分のサイズで授業を行う、というのは、中学・高校では日常的に行っているし、なかには「英語留学コース」があって、1年間高校で留学している間も、通信教育などのフォローがあるので、戻っても学年はダブらない、というのをウリにする学校まであるほどです。

公立学校で英語で授業は4%だけ、というのは、たとえ受験校・進学校といわれるところでも、12年前からの学校土壌がたいして変わっていないから、というのが、ホンネの感想です。

私立学校では、その公立学校と差別化を図るために、英語で授業、というのは熱心に行っていて、どこでも行うので、それだけでは差別化にならない、というほどです。・・・

公立学校の先生方、もう足の引っ張り合いは止めませんか?
本当は英語でそういった授業ができる教員は、若手・中堅でも潜在的にはおそらく結構いるはずです。ただ、できる土壌が整っていないんです。

英語教育がのびのびとできる環境が整うということは、帰国生や外国籍児童・生徒がともに学ぶにも、異文化理解がより深まる意味でも、さらに帰国生や外国籍生徒の側の立場での視点にたつことも体験することになり、いろいろな面で学びの良い環境が整うことに繋がってくると思います。

今後の特に公立学校での学習環境整備について、さらに注目したいと思います。


///////////////////////////////////
ケイ・ランゲージ・ラボ りんどう
http://homepage3.nifty.com/rindo03
///////////////////////////////////

« 2005年5月 | トップページ | 2005年10月 »